有効証拠金
ゆうこうしょうこきん
口座残高に含み損益を加減した「現在の実質資産額」です。MT4/MT5のターミナルウィンドウで「Equity」として常時表示されます。有効証拠金が必要証拠金を下回ると、海外FXではゼロカット(ロスカット)が発動します。ハイレバレッジのポジションを持つ際は有効証拠金の推移を特に注意深く見守ることが重要です。
有効証拠金(エクイティ) — 海外FX口座の実質資産
有効証拠金(Equity)は、口座残高に保有ポジションの含み損益を加算した「現時点での実質的な資産額」です。MT4/MT5のターミナルウィンドウに「Equity」として常にリアルタイム表示されます。
計算式:
有効証拠金 = 口座残高(Balance) + 含み損益(Open P/L)
具体的な例:
- 口座残高: 1,000ドル
- USD/JPY 1ロット買いポジション、現在50ドルの含み損
- 有効証拠金 = 1,000 − 50 = 950ドル
海外FXでの有効証拠金の重要性: 海外FXでは有効証拠金が次の計算の基準値になります:
- 実効レバレッジ = 取引総額 ÷ 有効証拠金
- 証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
- 余剰証拠金(Free Margin) = 有効証拠金 − 使用証拠金
口座残高よりも有効証拠金を常に確認する習慣が、海外FXの高レバレッジ環境では最も重要なリスク管理の基本です。
海外FXのロスカット水準と有効証拠金の関係
海外FX業者のロスカット(強制決済)は、有効証拠金を基準に判断されます。業者ごとにロスカット水準が異なるため、利用する業者の仕様を事前に確認することが重要です。
主要海外FX業者のロスカット水準例:
- XM: マージンコール50%、ロスカット20%
- Exness: ロスカット0%(有効証拠金が使用証拠金を下回ると即ロスカット)
- Tickmill: マージンコール60%、ロスカット30%
「ロスカット水準0%」の意味(Exness等): 有効証拠金が使用証拠金を下回った瞬間にロスカットが実行されます。この設定では含み損が大きくなると余裕ゼロで即座に決済されるため、損失を最小化できる反面、価格が戻る前に決済されるリスクがあります。
有効証拠金を安全に保つ実践:
- 含み損が有効証拠金の10%を超えたらポジション縮小を検討
- 経済指標発表時は有効証拠金の余裕を通常の2倍確保
- 証拠金計算ツールで常に余剰証拠金を確認
よくある質問
有効証拠金と口座残高はMT4/MT5のどこで確認できますか?
MT4/MT5のターミナルウィンドウ(Ctrl+Tで表示)の「口座」タブに表示されています。Balance(口座残高)・Equity(有効証拠金)・Margin(使用証拠金)・Free Margin(余剰証拠金)・Margin Level%(証拠金維持率)がリアルタイムで確認できます。
含み益が大きい時、有効証拠金で新規ポジションを取れますか?
はい、有効証拠金には含み益も含まれるため、含み益が出ている間は余剰証拠金が増え、新規ポジションを持てます。ただしポジションを決済して確定益にしていない限り、含み益は実現していない仮の数字です。含み益を担保に新規ポジションを持ちすぎると、相場が反転した時に急速に有効証拠金が減少するリスクがあります。
海外FXのゼロカットは有効証拠金がマイナスになった場合に発動しますか?
ゼロカットが発動するのは有効証拠金がゼロ以下に達する可能性がある時です。具体的には、ロスカット水準(例:維持率0%)を下回った時にロスカットが実行され、それでも急変動で有効証拠金がマイナスになった場合にゼロカットが適用されます。ゼロカット制度により、マイナスになった分は業者が負担し、口座残高はゼロに調整されます。