IFD注文
イフダンちゅうもん
新規注文とその決済注文をセットで予約する注文方法で、「指定価格でエントリーしたら自動で利確する」と事前設定できます。MT4/MT5ではPending Order(保留注文)として設定可能です。日中に相場を見られない兼業トレーダーが、あらかじめシナリオを決めて自動的に取引する際によく使われます。
IFD注文(If Done注文)とは
IFD注文(イフダン注文)は、「新規エントリーの注文が約定したら、同時に設定した決済注文を自動で有効にする」という2段階の予約注文です。"If Done(〜が成立したら〜する)" が名前の由来で、海外FXのMT4/MT5では「Pending Order」と組み合わせて実現します。
例: ユーロ/ドル(EURUSD)が1.0800に下落したら買いエントリー、買いが成立したら1.0870に利確を設定する、という注文を一度にセットできます。
海外FXは24時間市場で時差もあるため、就寝中・仕事中に自動でエントリーを取りに行けるIFD注文は特に重宝します。MT4のEAを使わずとも計画的なトレードが実現できるのが魅力です。
MT4/MT5でのIFD注文の設定手順
MT4/MT5でIFD注文を設定する場合、一般的な流れは次のとおりです。
- 「新規注文」ウィンドウを開き、**注文種別を「Pending Order(指定価格注文)」**に切り替える
- エントリー価格・ロット・指値/逆指値の種別を選択
- 「テイクプロフィット(TP)」欄に利確価格を入力 → これがIFD注文の2段目に相当
- 必要に応じて「ストップロス(SL)」欄に損切り価格も入力
ポイントはSL(損切り)はオプションだが、SLなしのIFD注文は利確のみ自動化であること。損切りを省くと逆行時に無制限に損失が膨らむリスクがあります。損切りも含む完全自動化はIFO注文の考え方で実現します。
1pipsあたりの損益や損切り幅からのロット計算はロットサイズ計算機や損益計算機で事前に確認しておきましょう。
海外FXでIFD注文を使う際の注意点
海外FXでIFD注文を運用する際の注意事項をまとめます。
- スプレッド拡大に注意: 指定価格付近でスリッページが起こることがあり、約定価格が想定とズレる場合があります。特にNFP発表時など流動性が低下するタイミングは要注意です
- 2段目は損切りなしが多い: 利確のみ設定のIFDは、急変動で含み損が無制限に広がる可能性があります。海外FXのゼロカット制度があっても、まずは自分でリスク管理するのが基本です
- 失効期限(有効期限)を確認: 未約定の指定価格注文は一定期間で自動キャンセルになる業者があります。長期間の予約は設定した注文が残っているか定期的に確認を
エントリーから決済まで完全自動化したいならIFO注文を使い、利確と損切りを同時に予約するOCO注文も組み合わせてください。
よくある質問
IFD注文で損切りも設定できますか?
MT4/MT5のIFD注文はTP(利確)とSL(損切り)を同時に入力できる設計になっています。2段目の決済注文に損切りも含めることでリスクを自動限定できます。利確だけ・損切りだけ・両方、と柔軟に選べます。
IFD注文とOCO注文はどう使い分けますか?
IFDはこれからエントリーする際の「新規+決済」をセットする注文です。OCOはすでに持っているポジションに「利確か損切りのどちらかが約定したらもう一方をキャンセル」する仕組みです。エントリー前の予約ならIFD、エントリー後の決済管理ならOCOと覚えるとよいでしょう。