含み損益
ふくみそんえき
保有中のポジションを現在価格で決済したと仮定したときの未確定の損益です。プラスなら含み益、マイナスなら含み損と呼びます。海外FXのハイレバレッジ環境では、わずかな値動きで含み損益が急激に変化するため、証拠金維持率と有効証拠金をリアルタイムで確認する習慣が必要です。
含み損益とは未確定の損益
含み損益は、保有中のポジションを「いま決済したらいくらの損益になるか」を表す、まだ確定していない損益です。
- 含み益 … 現在価格で決済すればプラスになる状態。
- 含み損 … 現在価格で決済すればマイナスになる状態。
たとえばEUR/USDを1.0800で10万通貨ロングし、現在価格が1.0850なら、
- 含み益 = 50pips × 10ドル/pip = +500ドル
ただしこれは決済(settlement)するまで確定しません。相場が動けば刻々と変化し、1.0800に戻れば含み益はゼロ、それ以下なら含み損に変わります。
「含み益が出ている=もう勝った」ではない点が重要です。決済して初めて実現損益となり、口座残高に反映されます。
海外FXにおける含み損益の特性
海外FXでは高レバレッジを使えるため、含み損益の変動が国内FXより急激になります。
有効証拠金 = 口座残高 + 含み損益
含み損が膨らむと有効証拠金が減り、証拠金維持率が下がります。これが業者の基準を下回ると、ロスカットで強制的に決済されてしまいます。海外FXではゼロカット制度により、口座残高がマイナスになっても追証は発生しません。しかし含み損が証拠金全額を超えそうな状況で自動ロスカットが実行されるため、含み損の管理は非常に重要です。
含み損益と向き合うコツは次のとおりです。
- 含み損は早めに損切り … 損切りラインを決めて機械的に処理する。高レバレッジ環境では特に重要です。
- 含み益は計画的に利確 … 「もっと伸びる」と欲張りすぎず利確も検討する。
- 維持率に余裕を持つ … 含み損に耐えられる余力を残しておく。
含み損益は損益計算機で試算できます。
よくある質問
含み益はそのままにしておいても大丈夫ですか?
含み益は決済するまで確定しないため、相場が反転すれば減ったり含み損に変わったりします。海外FXの高レバレッジ環境では相場の急変動で含み益が一瞬でゼロや含み損になることもあります。計画的な利確を検討することが大切です。
含み損が大きくなるとどうなりますか?
含み損が増えると有効証拠金が減り、証拠金維持率が低下します。業者の基準を下回るとロスカットによって強制的に決済されます。海外FXのゼロカット制度により追証は発生しませんが、証拠金は失われます。含み損は早めに損切りするか、維持率に余裕を持たせて備えることが重要です。